セルロイドメガネは日本の誇りです

春からずーっと売り切れ状態で、入荷が滞っていたセルロイドのフレームがぼちぼちと入荷するようになりましたよ。素材を数か月から、ときには2~3年寝かせて作り上げるため製造できない時期が出るんですね、きっと。
マイナーなセルロイド眼鏡にこだわる理由
とくに、ノー芯と呼ばれるセルロイドは、セルロイド板を相当長いこと寝かせて水分を抜き、強度を増す必要があります。手間と時間、鯖江が百年かけて培ってきた技術、受け継ぐ職人たち。大量生産品には真似できません。

作る手間。そして、使う側にもメンテナンスが求められます。
マイナーなセルロイド眼鏡にこだわる理由
便利な素材、加工技術、工場から大量に生み出されるモノたちが世の中の主流となり、セルロイドの眼鏡は消滅するかと思われましたが……。

鯖江百年の歴史から生み出されたメガネづくりの土台はしたたかでした。

古い素材に新しい息吹を注ぎ込むデザイナーたちが居ます。
伝統をしっかり守り継承していこうとする職人たちも居ます。
マイナーなセルロイド眼鏡にこだわる理由
マイナーだけど廃れることなく、日本のみで作られている(と思う)セルロイドの眼鏡は、独特の質感、艶感、色合い、そして肌になじむような優しさをまとい、感性の鋭い人たちを惹きつけます。
マイナーなセルロイド眼鏡にこだわる理由
セルロイドだけでなく、日本の職人たちが生み出すモノには、工場生産の効率的に作られるフレームには存在しない「何か」があります。